ヒプノセラピー-前世からのアドバイス-

今日はヒプノセラピー(前世療法)で消極的だった性格が明るく、前向きに変わることができたという方の例をご紹介します。
この方は20代後半の男性(Yさん)で、なかなか積極的に行動できない、そういう自分を変えたいということで来院されました。

カウンセリングをして、Yさんの行動にブレーキをかけている原因は前世にあるかもしれないということで、今回は前世療法を行いました。
ゆっくりとYさんの呼吸に合わせて、意識をだんだん潜在意識下へと誘導します。そして潜在意識下から現在縁のある前世へと誘導しました。
すると、Yさんの前世はスイスのチューリヒで繊維工場に勤める1800年代初頭に生まれたケインという男性が現れました。

工場の名前を尋ねると「ハーベル・ヘルツ繊維工場」という名が出てきました。
ケインさんはチューリヒで奥さんと一人の娘さんのいる暖かな家庭を持ち、立派に勤めました。
勤めた頃から病気がちで、そのことで何事も消極的になりやすいとのことでした。
よく繊維工場近くの病院によく通っていたようです。
そこでお医者さんをはじめ、看護婦さんなどから体調のことだけでなく、仕事のことなど様々なことで親身に相談にのっていただいていたようです。
ケインさんは真面目に働き、工場長からも信頼されていました。
お子さんも立派な家に嫁ぎ、夫婦仲良く余生を送り、75歳で亡くなりました。
ケインさんは病気がちでしたが、立派に一作業員として仕事を勤めあげ、お子さんを育て、幸せな家庭を築くことができて満足だったと仰っていましたが、消極的であった自分に対し、もっと積極的にするべきだったと仰っていました。
現在のYさんに対してアドバイスをお願いしたところ、
『自分を枠に閉じ込めてはいけない。何事も一歩踏み出さなければ生まれない。
一つの成功を得るためには、度重なる失敗を繰り返しながら学ぶことで得られる。
すべては自分自身を成長させるため。何事も感謝をもって受け取りなさい。いつも見守っています。』
とのアドバイスをいただきました。
そしてYさんとその病院のベテランの看護婦さんは現世で母親だったということでした。
Yさんは、
「前世の方から背中を押してもらったような心強い気持ちになった。とてもうれしかったです」
と言っていました。
今回のYさんのセラピーは出身地や勤め先まではっきりと現れました。
度重なる生まれ変わりを経て現世が存在します。
幾度も繰り返す前世の生涯の中で、世界中の色々な土地で、様々な年代で一生を送ります。
その前世の中に、現在その人が抱える問題と同じようなことで悩み、克服していった前世もあります。
その前世より悩みを解決するためのヒントを見つけたり、アドバイスをいただくのが前世療法です。
つらい気持ちや悩みは他の人からはわからなかったり、なかなか気持ちを伝えることができないこともあります。
しかし、退行催眠も、前世療法も自分自身の内面と向き合い対話することで気づきをえることができます。
すべては自分の中に答えがあります

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