コレステロールの働き1

コレステロールというと、生活習慣病の元になるというイメージがありますが、コレステロールは体内で全身の細胞膜を維持したり、脂肪の消化に必要な胆汁酸や性ホルモンや副腎皮質ホルモンの原料として必要な栄養素です。

コレステロールは消火器で吸収された後全身に運ばれ、余ったコレステロールが肝臓に運ばれ、さらに胆汁酸の合成に使われます。
さらに余ったコレステロールは胆汁と一緒に排泄されます。
良く「善玉コレステロール」や「悪玉コレステロール」と言われますが、これは全身にコレステロールを運ぶ運搬方法の違いにあります。
善玉コレステロールは肝臓に戻されるまでコレステロールを運び続けますが、悪玉コレステロールは全身にコレステロールを運ぶところまでしか働きません。
善玉は往復便で、悪玉は片道便なのです。
悪玉が運んだコレステロールは回収されないので、酸化しやすく、動脈硬化の原因になってしまいます。

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