平成19年度の厚生労働科学研究「都道府県等の生活習慣病リスク因子の格差及び経年モニタリング手法に関する検討」の中で、都道府県別の肥満者の割合と一日の歩行数(20歳以上)を調査した結果、

一日の歩行数を都道府県別にみると
男性が
(1)神奈川県8371.5歩、
(2)兵庫県  8281.2歩、
(3)東京都  8237.8歩、
(4)宮崎県  8168.2歩、
(5)大阪府  8132.1歩、
女性が
(1)高知県  7777.5歩、
(2)兵庫県  7499.8歩、
(3)神奈川県7371.4歩、
(4)大阪府  7359.7歩、
(5)東京都  7235.6歩となっていました。

歩行数が少ない順では、男性が
(1)高知県  6173.1歩、
(2)山形県  6207.2歩、
(3)徳島県  6217.7歩、
(4)愛媛県  6369.1歩、
(5)青森県  6391.4歩、
女性が
(1)山形県  5214.8歩、
(2)和歌山県5842.4歩、
(3)岩手県  6005.7歩、
(4)奈良県  6037.8歩、
(5)青森県  6096.1歩となっていました。

肥満者の割合では、
男性(20歳から69歳)は
(1)沖縄県  46.7%、
(2)岩手県  41.2%、
(3)北海道  37.5%、
(4)茨城県 36.9%、
(5)徳島県  36.3%、
女性(40歳から69歳)は
(1)沖縄県  39.4%、
(2)福島県  38.2%、
(3)秋田県  37.9%、
(4)岩手県  37.2%、
(5)宮城県  35.5%となっていました。

このデータを見ると都市部の方が身体を動かす機会が少なく、肥満者が多いイメージがありますが、実際は違うようです。
このデータによると都市部の方が歩いていて、地方在住の方ほど自動車を利用していることが分かります。
移動先は距離があるので、歩くよりも自動車を使うことの方が多いため、歩行数が少なくなるようです。
歩行数の少ない都道府県と肥満者の割合が高い都道府県は必ずしも一致しているわけではありませんが、地方では肥満者が多く、歩行数の多い都市部では肥満者の割合が30%を超えるところがないため、都市部では肥満者が少ないことが分かります。
当院に来院される患者さんでも、移動手段で自動車を使うことが多く、歩くことが少ないという方が結構いらっしゃいます。
歩くことは血液が抹消まで行き渡り、エネルギーも消費されるので、肥満の予防、解消に効果的な最も身近な運動と言えます。

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